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巨大地震時の取るべき対応

はじめに

巨大地震時にはライフラインを含めて多くの生活に必要なものが寸断されます。交通も途絶えますし道路も使えなくなるかもしれません。家も住めなくなるかもしれません。そのような想定を少しでも行っていくことが大事です。

急な地震時への対応

地震などの急な大きな揺れの時にはとっさで最善の判断を取ることが必要になります。自家用車に乗車中・公共交通機関の乗り物に乗車中・帰宅時の留意点などについて紹介します。

乗り物に乗っていたら

車や公共機関の乗り物の中ではより注意が必要です。

電車やバスなどの公共機関に乗車中

急ブレーキや脱線さらに衝突などのリスクがあります。

座席にいる時は体を丸めて頭を保護する
手すりや吊革につかまる
揺れが収まったら車掌や運転手の指示に従って行動をする

自動車の運転中

ハンドルを取られて他車や建物と接触する危険を想定する必要があります。
ゆっくりと路肩に寄せて周りを確認して停車すること
避難時はキーをつけたままにする
シートベルトはしっかりと着用する

避難や帰宅時の留意点

避難時や帰宅時の注意点についてまとめておきます。普段から家族や友人などと連絡をしっかりと取れるようにしておきましょう。 4合流場所を決めておく

想定されるケース起こり得るアクシデント
避難が必要な場合避難勧告・避難指示が発令された 津波被害が想定される 土砂災害が想定される 建物被害が大きく留まることが危険 火災が発生して類焼が想定される ライフラインが途絶えて日常生活に影響
避難する前にすべきこと津波などの一刻の猶予もない場合はただちに非難する ガスの元栓を閉める 電気のブレーカーを落とす 空き巣防止のために施錠する
勤務先・外出先からの帰宅二次災害に巻き込まれないようにむやみに移動を開始しない 会社や外出先の施設の滞留措置に従う 交通機関の再開を待つ 帰路の情報収集・水などの物資の入手ルートなどの準備をしっかりとした上で行動する
家族との連絡1話:災害伝言ダイヤルNTT171、携帯電話災害用伝言版、被災地外の親戚などに伝言依頼、被災地から被災地外の地域の通話はつながりやすくなっています 2メールやウエブサービス:メール(音声通信よりもつながりやすい)WEBNTT171 3書置き:自宅の決めた場所にメモを残す。空き巣に知られないように目立つ場所に置かない、避難所の掲示板などにメモを貼る

まとめ

大地震になってしまうと避難が困難になったり家が壊れてしまって避難生活になったりすることがあります。その他ライフラインが寸断されたり道路が使えなくなって地域が孤立するなどの問題が出てきそうです。地震によって多くのトラブルになることが予想されます。また低地では津波などのリスクが出てきます。さらに都市部では火災などで多くの人命が失われることも予想されます。

また工場や飲食店は建物の損壊や部品や仕入れの困難などもあって長期の休業を余儀なくされることがあります。営業できないことで多くの逸失利益が発生することもあります。

耐震構造の建物を作る・低地に作らずに高台に作る・建物と建物の間をある程度空けるなどの対策も必要そうです。

また企業の場合は建物の損害や営業をできなくなってしまった時の補償として地震保険を考えてもいいような気がします。万一の大きな損害に対して備えをしておくことも大事です。

ただ企業地震保険は簡単に加入をすることができません。現在も企業地震保険は全体の9%ほどしか加入していません。現在は大企業と優良中堅企業くらいしか加入をすることができません。中小企業のほとんどは加入できません。

そのような中小企業にも地震保険に代わるものがありますので一度相談ください。

参考資料
地震保険の理論と実務:栗山泰史・五十嵐朗著

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